山キャンプの脅威! クマ対策を考える。

ニキビ用プロフィール「今回は1970年に北海道の日高山脈で発生したヒグマ襲撃事件をもとに
考えていきますが その前にクマについてチョット知っておきましょう。」

クマの生息地について

日本には ヒグマとツキノワグマ 大きく分けて2種類のクマが
生息しています。

簡単に分類すると

ヒグマは北海道のみに生息

ツキノワグマは 全国に生息(北海道以外)

この2種類の決定的な差として
ヒグマは 人を餌として 敵として認識して 執拗に攻撃をしてくる点でしょうか。
だからと言って ツキノワグマが人を襲わないワケではありませんが・・・

今回紹介する事件は そんなヒグマの習性が招いたものと言えます。

Cさん「クマの語源は 驚いた時や興奮したときにクハッ クハッと鼻を鳴らすような音をたてる事がクハッ→クハ→クマ と変わったと言われています。」

逃げるチャンスは2度あった?福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件

では 本題に入ります。今回のヒグマ襲撃事件の詳細は
(http://yabusaka.moo.jp/hukuokadai-higuma.htm)や
wikiを参考にしています。
なお ヒグマ襲撃事件として最も有名なものは三毛別羆事件ですが
こちらは キャンプとは関係ないので今回は紹介はしません。

この事件は大学のワンダーフォーゲル部の部員5人が
北海道の日高山脈でヒグマに襲われ 3人が死亡したものです。
(※ワンダーフォーゲルは登山部と比べ 比較的気楽に楽しめる
山登り散策という感じで 大学生等に人気をあつめたもの 語源はドイツ語で「Wandervogel」)

私は高校時代、登山部の知り合いがいましたが
毎日走ったり筋トレをしたりと
一体何部なのか分からないくらいトレーニングをしていました。
それほど 登山部というのはハードなスポーツなのです。

さて このワンゲル部5人ですが
合計3度ヒグマの襲撃を受けています。

3度目の襲撃で5人が散り散りになって
2名が助かったワケです。

Aさん「最初に遭遇した時点で
逃げていれば こんな大惨事にならなかっただろうなー。」

逃げなかった原因はなんだったのか考えてみました。
・ヒグマに対して危機感を持っていなかった。
(被害にあったのは福岡県の大学生一団で 北海道の住民なら理解しているであろう
ヒグマの怖さを理解していなかった。)

・楽しみにしていた山登りでしかも登山途中の出来事であったので
引き返そうという選択肢が無かった。

この2点が原因で逃げる事が出来なかったと考えられます。

やっぱり 命あってこそです。

仮にクマに遭遇したら? 対策を考える

既に都市伝説となってるような対策ですが
「死んだふりをする」 これは間違いです。
仮に動かないとなると ヒグマの場合は餌として認識しているので
そのまま食べられる事が考えられます。ツキノワグマにしても 死肉を食べるらしく
動かないものは格好の餌となるのです。

死体はクマにとって大切な動物性タンパク源なのです。

Aさん「わw ベアグリルス師匠の名言
貴重なタンパク源です っていうかベア師匠もクマって
意味なんだよな。」

さて 間違った対策は他にもあるので
正しい対策と共に見ていきましょう。

・背中を見せて逃げてはいけない
背を向けると クマは追いかけてくる可能性が高いのです。
ここは クマを見ながら後ろずさりをして距離を取るのが正解です。

・それでも逃げ切れなかった場合 クマ撃退スプレーを使用する

背中を見せずに 距離を取って逃げる事が出来れば良いのですが
逃げれない場合どうすればいいのか?そこで効果的なのが
撃退用スプレーになります。

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・最悪の場合スプレーもなく 熊が襲ってきた場合は?

最も最悪の場合を想定します。
スプレーを用意が出来ずに クマと対峙したらどうすれば良いのか?

目の前に対峙し しかも襲いかかってきた場合はどうすれば良いのか。

答えは簡単です。

戦うしかありません。

というのも 熊と遭遇して襲われて 助かった人の多くは
死にもの狂いで戦って助かっている人が多いのです。

熊の体にパンチやキックをしても おそらく効果は望めません。

では どこを攻撃すれば良いのか?
それは

鼻や目 を狙うのです。

この部位であれば いくら熊といえどもダメージを受けます。
驚いた熊が これで逃げる事が考えられるのです。

しかし このレベルまで考えるのは本当に最終段階です。
一番良いのは 出会わない事なんですが いちおう頭の片隅に置いてください。

Aさん「なるほど・・ 自然を楽しむのも覚悟が必要ですね・・
ちょっと 侮っていました。」